西本真一 エジ本
時として書誌の欧文特殊記号などを無視します
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オベリスク
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2017年1月5日木曜日
Imhausen 2016
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この人の著作については、前にも Imhausen 2003 などでいくつか言及しました。古代の数学史を専門とする女性の方です。ヒエログリフも楔形文字も、両方読める人。たくさん執筆しています。 Annette Imhausen , Mathematics in ...
2015年3月30日月曜日
Michel 2014
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古代エジプトの数学についての厚い本がまた出版されました。 全部で600ページを超えます。 ざっと目を通しただけですけれども、いろいろと示唆を受けました。購入しても損はないのでは。 約55ユーロという値段のようですから、入手しやすい価格です。 最新情報が全部...
2012年7月9日月曜日
Caminos 1954 (Caminos LEM)
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リカルド・カミノスの博士論文。 日本でどこの研究機関が洋書を所蔵しているかを検索できるはずの webcat で今、検索してもこの本は出てきません。しかし以前、筑波大学図書館で確かに読みました。サイバー大学図書室も持っています。ここから借り出して、久しぶりに目を通してみました。...
2011年9月27日火曜日
Zoëga (Zoega) 1797
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高さが45cmのフォリオ(大判の本)で、全部をあわせると700ページ近くもある大著です。 オベリスクを考える上で大切なこの18世紀の本が、$3,800にて購入できるというページを先ほど見つけました。今は円高ですから30万円ほど。 素直に考えると、安いと思います。・・・買...
2011年9月18日日曜日
Kircher 1650
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17世紀の傑人 アタナシウス・キルヒャー については日本でも荒俣宏が紹介をしており、良く知られた研究者ですが、エジプト学の中ではもはや振り返って詳しく読み直そうとする学徒はほとんどいないのでは。 キルヒャーは古代ローマ時代以降、エジプト研究に関していち早く本を刊行している...
2011年9月8日木曜日
Pliny the Elder (Gaius Plinius Secundus), Naturalis Historia, Liber XXXVI
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プリニウスの「博物誌」は当時の百科事典という位置づけで、全部で37巻からなる記述のうち、第36巻では多様な石に関する知見が述べられ、古代エジプトのオベリスクについても具体的な寸法を交えながら触れられています。 ただし、古代ローマにおける尺度で書かれているために換算が必要。またこの...
2010年6月25日金曜日
Jomard 1809
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「エジプト誌」の全巻が、今ではネットで見られることについて、すでに Description 1809-1818 にて述べました。ナポレオンによる「エジプト誌」にはテキスト編も含まれており、ジョマールはここに論考を複数、載せています。 欧州に留学中の安岡義文氏による情報。彼...
2010年6月15日火曜日
Sorek 2010
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古代エジプトのオベリスクに関してはすでに、たくさんの本が出版されています。この欄で触れたものだけでも9冊。 しかしこの他にも多くの論考があって、ピラミッドについての書籍と比べれば数は少ないものの、特に20世紀の後半からは良書が増えています。 「エジプト誌」にもオベリスクの設計基準...
2010年6月14日月曜日
Barnes 2004
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イギリスにあるオベリスクを集めた本。オベリスクがローマに立っていることに影響を受け、イギリスでは16世紀からエジプトのオベリスクを模して立てるようになります。エドウィン・ラッチェンスやジョン・ソーンなど、有名な建築家たちの名も挙げられており、彼らが建築や庭園へオベリスクを積極的に...
2010年6月10日木曜日
Ikram and Dodson (eds.) 2009 (Fs. Barry J. Kemp)
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バリー・ケンプへ捧げられた献呈論文集。40人以上の研究者たちが論考を寄せています。 「地平線の彼方」というタイトルは、ノーベル文学賞を受賞した米国の劇作家ユージン・オニールの名作で知られていますが、ホメロスの「オデュッセイア」でも、冥界のある場所は「地平線(水平線)の彼方」と表現...
2009年12月21日月曜日
Kuentz 1932 (CG 1308-1315, 17001-17036)
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" CG "は一般にコンピュータ・グラフィックスを指しますが、 Catalogue General の略称、つまり博物館に収蔵されている遺物の目録を意味する場合が時としてあります。特にエジプト学において、" CGC "とはカイロ・エジプト博...
2009年10月18日日曜日
Engelbach 1923
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アスワーンの未完成のオベリスクに関する報告書を纏めた後、エンゲルバッハは今度は翌年に一般向けの本をニューヨークで出版しています。印刷はしかし、イギリスでなされた模様。 がらりと体裁を変えており、また細かいところでは2冊の本に矛盾する部分もあって、そこが見どころです。 R. Eng...
2009年10月17日土曜日
Engelbach 1922
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薄い大判の本ですが、オベリスク研究に際しては絶対に欠かすことができない書。1922年はトゥトアンクアメンの墓が見つかった年でもあります。著者のエンゲルバッハは建築家であり、考古学者でもあった人。 R. Engelbach , The Aswan Obelisk: With Som...
2009年10月9日金曜日
Iversen 1968-1972
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オベリスクがヨーロッパに多数渡った顛末を述べた2巻本。 縦長の変型版が採用されており、強い印象を与える刊行物です。1巻目と2巻目との間に4年間の開きがありますが、どうやらイスタンブールのオベリスクを調べていくうちに記述が増えて、当初の出版予定に大きな変更が強いられたらしい。第2巻...
2009年8月10日月曜日
Ashabranner 2002
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巨大なオベリスクのかたちをしたワシントンの記念塔を紹介する一般向けの薄い本ですが、面白い指摘があって、見逃せません。発端はマーシュという外交官。 Brent Ashabranner , photographs by Jennifer Ashabranner and histor...
2009年8月8日土曜日
Curran, Grafton, Long, and Weiss 2009
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オベリスクが西欧の世界においてどのように受容されたかを述べたもの。社会学的な意味を持つ研究。ウィーンに留学中の安岡義文さんからの御教示。いろいろと本や論文を教えてくれる方々が周りにいて、当方としては非常に有難い。 Brian A. Curran , Anthony Grafton...
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