西本真一 エジ本
時として書誌の欧文特殊記号などを無視します
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古代エジプト、建築
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2017年1月5日木曜日
Imhausen 2016
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この人の著作については、前にも Imhausen 2003 などでいくつか言及しました。古代の数学史を専門とする女性の方です。ヒエログリフも楔形文字も、両方読める人。たくさん執筆しています。 Annette Imhausen , Mathematics in ...
2016年12月28日水曜日
Budka, Kammerzell, and Rzepka (eds.) 2015
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数日前にデパートへ行ったら、かつてと比べて人が本当にいないことにびっくりです。西洋建築史の授業では19世紀におけるデパートという施設の登場についてけっこう喋ったりしてきましたから、社会の状況を常に見ていないと本当にいけないのだなと改めて思いました。 故・清岡卓行の詩には、「デ...
2015年3月30日月曜日
Michel 2014
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古代エジプトの数学についての厚い本がまた出版されました。 全部で600ページを超えます。 ざっと目を通しただけですけれども、いろいろと示唆を受けました。購入しても損はないのでは。 約55ユーロという値段のようですから、入手しやすい価格です。 最新情報が全部...
2014年5月16日金曜日
Ordo et Mensura IV/V 1998
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古代エジプトで用いられていた尺度については、一般向けにきわめていい加減な説明がなされている場合が大変多く、この点はいずれ正される必要があろうと案じています。 先日、 「計量学-早わかり(第3版)」 というページを見つけたのですが、冒頭に書かれていた古代エジプトの尺度についての...
2012年7月23日月曜日
Schiff Giorgini, Soleb [5 vols.] (1965-2003)
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ツタンカーメン王の祖父に当たる新王国時代第18王朝のアメンヘテプ3世の治世は古代エジプトの黄金時代であったと言って良く、特にこの王は大規模な記念建造物を各地にたくさん建てました。第19王朝のラメセス2世は「建築王」としばしば呼ばれましたが、アメンヘテプ3世による派手な活動の真似...
2012年7月19日木曜日
Valloggia 2011
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早大の研究所に出向き、また本を見せてもらいましたが、アブ・ラワシュ(もしくはアブー・ロワシュ)に残存するラージェドエフ(ジェドエフラー)王のピラミッドの報告書が面白かった。文章編・図版編の2巻本から構成されている2011年に出た書物です。 上部が大きく失われ、もはやピラミッ...
2012年7月8日日曜日
Uphill 1972
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エジプト学の創設者として名高いフリンダーズ・ピートリー(フリンダース・ペトリー)は90歳近くまで長生きしましたけれども、生涯に1000タイトル以上の著作を残したと、良く引用がなされています。ビアブライアー M. L. Bierbrierによる「エジプト学者総覧」( Bierbr...
2012年3月5日月曜日
Rammant-Peeters 1983
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OLA のシリーズの中の知られた一冊。 新王国時代の神殿型貴族墓(tomb chapel:トゥーム・チャペル)の背後には、せいぜい高さが数メートルの、小さな規模のピラミッドが造られました。かつてピラミッドは王の墓であったわけですが、新王国時代に至るとその伝統が途絶え、代わりに貴族...
2011年12月31日土曜日
Hartmann 1989
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古都エルカブとネクベト女神に関する博士論文。 ドイツに留学中の安岡君が手配してくれ、マイクロフィッシュの形態にて頒布されていたこの論考にようやくアクセスすることができました。 註は1150を超え、初期王朝から神殿が造営されたエルカブの長い歴史を論述しています。 エルカブ(Elka...
Shoukry 2010
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マルカタ王宮に関する最新の論考。 「マルカタ」の綴りは、この論文では"Malqatta"となっており、ここにはアラビア語の表音についての普遍的な難しい問題と、地名の意味をあらわす努力、及びマルカタが位置するルクソールの現地での方言の表記の問題が同時にあらわれ出...
2011年12月29日木曜日
Birch (ed.) 1737 [Works of John Greaves, 2 vols.]
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クフ王のピラミッドに関する測量は、かなり古くからおこなわれていたようです。 でも外形ではなく、ピラミッド内部の計測となると、まったく別の話。 実測の結果に基づいて、オクスフォード大学の天文学者ジョン・グリーヴス( John Greaves : 1602-1652)は17...
2011年10月12日水曜日
Lepsius 1849-1913
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Description 1809-1818 のところで述べたように、 C. R. レプシウス (1810-1884)による通称「デンクメーラー」はナポレオンの「エジプト誌」と並び、エジプト学の中では今でも重用される書で、大判の図版を用いた記念碑的な著作。ヒエログリフの記録など...
2011年10月8日土曜日
Zignani 2010
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デンデラのハトホル神殿に関する建築報告書。この遺構は古代エジプトにおけるグレコ・ローマ時代、すなわちプトレマイオス朝に建立された代表的な神殿です。 この神殿についてはすでに十数冊もの報告書がフランス・オリエント考古学研究所(Institut Français d'Arch...
2011年9月27日火曜日
Zoëga (Zoega) 1797
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高さが45cmのフォリオ(大判の本)で、全部をあわせると700ページ近くもある大著です。 オベリスクを考える上で大切なこの18世紀の本が、$3,800にて購入できるというページを先ほど見つけました。今は円高ですから30万円ほど。 素直に考えると、安いと思います。・・・買...
2011年9月21日水曜日
Graffiti de la montagne thébaine (1969-1983)
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テーベ西岸の懸崖などにうかがわれる新王国時代のグラフィティ(落書き)を集成したもの。 エジプトのドキュメンテーション・センター、Centre de Documentation et d'Études sur l'Ancienne Égypte ( CEDAE )の...
2011年9月18日日曜日
Kircher 1650
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17世紀の傑人 アタナシウス・キルヒャー については日本でも荒俣宏が紹介をしており、良く知られた研究者ですが、エジプト学の中ではもはや振り返って詳しく読み直そうとする学徒はほとんどいないのでは。 キルヒャーは古代ローマ時代以降、エジプト研究に関していち早く本を刊行している...
2011年9月8日木曜日
Pliny the Elder (Gaius Plinius Secundus), Naturalis Historia, Liber XXXVI
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プリニウスの「博物誌」は当時の百科事典という位置づけで、全部で37巻からなる記述のうち、第36巻では多様な石に関する知見が述べられ、古代エジプトのオベリスクについても具体的な寸法を交えながら触れられています。 ただし、古代ローマにおける尺度で書かれているために換算が必要。またこの...
2011年5月27日金曜日
Testa 2009
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古王国時代におけるピラミッドの形態分析を包括的に扱った著作で、 Butler 1998 、 Rossi 2004 のようなピラミッド全般の計画寸法についてのまとめの本もありましたが、久しぶりに厚い書籍が出版されました。 一般の読者向けとは言え、イタリアから発信されるピラミッドの論...
2010年12月28日火曜日
Bryn 2010
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「クフ王のピラミッドに関する建造の新解釈」というニュースが欧米を中心に出回ったのは、確か2010年9月下旬ですが、世界のエジプト学者たちが使っているメーリングリスト、 Egyptologists' Electronic Forum (EEF) にてこの知らせが送られて来た...
2010年7月11日日曜日
Koltsida 2007
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古代エジプトの住居に関する「渡辺篤史の建もの探訪」をやっている感じの研究書。 BAR シリーズの一冊です。 British Archaeological Reports ( BAR )には赤い表紙のInternational Seriesと青い表紙のBritish Seriesと...
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