西本真一 エジ本
時として書誌の欧文特殊記号などを無視します
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2014年5月16日金曜日
Ordo et Mensura IV/V 1998
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古代エジプトで用いられていた尺度については、一般向けにきわめていい加減な説明がなされている場合が大変多く、この点はいずれ正される必要があろうと案じています。 先日、 「計量学-早わかり(第3版)」 というページを見つけたのですが、冒頭に書かれていた古代エジプトの尺度についての...
2010年7月13日火曜日
Panagiotaki 1999
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ほぼ100年前にエヴァンスによってなされたクノッソス宮殿の発掘調査を、つぶさに眺めようという試みです。宮殿と言っても、王の居室部分が実際に見つかっているわけでもなく、神殿などの宗教建築とは趣が異なる複合建物をこう呼んでいるだけ。 古代世界の"palace"と言...
2010年1月14日木曜日
McKenzie 1990
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ヨルダンのペトラ遺跡に関する報告書で、何度も再版が出されている重要な本。マッケンジーによる本の紹介は2冊目です( McKenzie 2007 を参照)。 レヴァントと呼ばれる東地中海岸地域は、古くから交通の要衝で良い場所であったため、諸民族が取り合いを長年続けています。「岩」とい...
2010年1月5日火曜日
Krencker und Zschietzschmann 1938
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「シリアのローマ神殿」という題の本。実際にはシリアとレバノンとの間に拡がるベカー高原を中心として、点々と両国のあちこちに残っている古代ローマ時代の神殿、その他の遺構を報告しています。 バールベックはそのベカー高原の中心に建てられたとてつもない大神殿で、もちろん別扱いとなり、この本...
2010年1月3日日曜日
Naumann 1971 (2nd ed.)
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小アジア、つまり現在のトルコ地域の建築を扱ったもので、内容は500ページを超え、図版も600点余りを収めます。著者はインスタンブールのドイツ考古学研究所の所長だった人。 Rudolf Naumann , Architektur Kleinasiens von ihren Anfa...
2009年11月16日月曜日
Hitchcock 2000
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ミノア建築について論考を重ねているL. A. ヒッチコックの博士論文。副題に出てくる「コンテキスト」というのは美術を解説する時の用語で、20世紀後半から使われるようになりました。 建築の場合には「文脈主義」というように無理して訳され、具体的な敷地の状態から要請されるさまざまな意匠...
Ä&L (Ägypten und Levante) 17 (2007)
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Ä&L はオーストリアのM. ビータックが編集をしている雑誌で、彼が発掘調査を続けている下エジプトのテル・エル=ダバァと密接な関連がうかがえます。18本の論考のうち、半分ぐらいがダバァ関連。2007年度の発掘調査の仮報告も、もちろん載っています。 Ägypten und ...
2009年10月14日水曜日
Cadogan, Hatzaki and Vasilakis (eds.) 2004
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2000年に開催されたクノッソス宮殿に関する国際会議の報告書。この年はアーサー・エヴァンスがクノッソスの発掘調査を開始した1900年のちょうど100年後に当たり、記念行事として英語とギリシア語の2ヶ国語を使用言語に定め、開かれました。 刊行までに4年かかっていますが、編者たちにと...
2009年10月6日火曜日
Ucko, Tringham and Dimbleby (eds.) 1972
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非常に広範囲にわたった、集落や都市に関する国際的学会の会議録。全部で1000ページを超えます。錚々たる顔ぶれが揃い、発表がおこなわれています。会議が開催されたのは1970年12月。 時代も地域も異なる集落、また都市というものを、今一度見直そうという試み。これだけ大規模な催し...
2009年5月28日木曜日
Österreichischen Archäologischen Institut Wien (ÖAIW) 1953 (2. unveränderte Auflage)
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エフェソスの図書館に関する大判の報告書。基礎資料となります。ウィーン調査隊による一連のエフェソスの報告書を日本で見るには多少の努力を必要とするかも。 東京近辺であったら、中近東の建築報告書については武蔵野の中近東文化センタ−や町田の国士舘大学イラク古代文化研究所などが、豊富な蔵書...
2009年4月3日金曜日
Baldwin Smith 1950
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ドームに関する研究書ですが、常識を当てにすると裏切られます。世界に名だたるドーム建築はほとんど登場せず、ハギア・ソフィアはちらっと出てくるだけで、図版では1枚だけという扱い。ローマのパンテオンは2箇所で言及されますけれども、図版はありません。フィレンツェの大聖堂に至っては、ま...
2009年3月11日水曜日
Aurenche (sous la direction de) 1977
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古代近東建築に関する図解事典で、似た題名を持つ本はあるのですけれども、多言語による対照表が付されている点は類書に見られず、特記されます。 全体はふたつに分かれ、前半は絵入りの辞書、後半はフランス語を主体とした他の言語への翻訳です。 Olivier Aurenche (sous l...
2008年12月22日月曜日
Roller 1998
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ヘロデ大王は、生まれたばかりのキリストの命を絶つために、2歳以下の男の子を全員殺すように謀った残虐なユダヤの王として聖書に登場し、有名ですが、この人はまた、建築をたくさん建てたことでも広く知られています。古代エジプトの建築王がアメンヘテプ3世や、その真似をしたラメセス2世だとする...
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