西本真一 エジ本
時として書誌の欧文特殊記号などを無視します
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エジプト学全般
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2017年7月26日水曜日
Killen 2017
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Killen はリヴァプール大学で博士号を 2012 年に取得しました。 意外なことに、タイトルには「家具 Furniture 」が含まれず、もっと広い用語の「木工 Woodworking 」が使われています。 博士号もエジプト学ではなく、歴史学の分野で博士号...
2017年1月5日木曜日
Imhausen 2016
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この人の著作については、前にも Imhausen 2003 などでいくつか言及しました。古代の数学史を専門とする女性の方です。ヒエログリフも楔形文字も、両方読める人。たくさん執筆しています。 Annette Imhausen , Mathematics in ...
2016年12月28日水曜日
Budka, Kammerzell, and Rzepka (eds.) 2015
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数日前にデパートへ行ったら、かつてと比べて人が本当にいないことにびっくりです。西洋建築史の授業では19世紀におけるデパートという施設の登場についてけっこう喋ったりしてきましたから、社会の状況を常に見ていないと本当にいけないのだなと改めて思いました。 故・清岡卓行の詩には、「デ...
2015年3月30日月曜日
Michel 2014
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古代エジプトの数学についての厚い本がまた出版されました。 全部で600ページを超えます。 ざっと目を通しただけですけれども、いろいろと示唆を受けました。購入しても損はないのでは。 約55ユーロという値段のようですから、入手しやすい価格です。 最新情報が全部...
2012年9月23日日曜日
Égypte, Afrique & Orient 3 (septembre 1996)
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Égypte, Afrique & Orient ( http://www.revue-egypte.net/ )はフランスのアヴィニョンから年に4回刊行されている雑誌。毎号のテーマを決めて少数の書き手により紙面を埋める構成を取ることが多く、最近の特集の中では第64号(...
2012年9月4日火曜日
Russo 2012
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古代エジプトの第18王朝に活躍した建築家カーは、いったい何者であったのかを詳細に調べ上げた論考です。 職長であり、建築家であったカー( Kha )は、アメンヘテプ2世からアメンヘテプ3世の時代を生きたディール・アル=マディーナ(デル・エル=メディーナ)の住人で、イタリアの偉大...
2012年7月21日土曜日
Lee 1992
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ツタンカーメンの王墓の発掘の際に ハワード・カーター を助け、出土遺物の保存修復に力を注いだ人物の伝記。 アーサー・メイス は「ツタンカーメン発掘記」全3巻本の発刊当時、カーターとの共著者でした(cf. Carter [and Mace] 1923-1933 、また Mace ...
2012年7月17日火曜日
Iversen 1993 (First Published in 1961)
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30年以上経ってから再版されたイヴァーセンの著作。イヴァーセンについては Iversen 1968-1972 や、あるいはヨーロッパにおけるオベリスクの受容史を述べた分厚い Curran, Grafton, Long, and Weiss 2009 、あるいは Robins 1...
2012年7月8日日曜日
Uphill 1972
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エジプト学の創設者として名高いフリンダーズ・ピートリー(フリンダース・ペトリー)は90歳近くまで長生きしましたけれども、生涯に1000タイトル以上の著作を残したと、良く引用がなされています。ビアブライアー M. L. Bierbrierによる「エジプト学者総覧」( Bierbr...
2012年6月2日土曜日
Lavin 1992
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カトルメール・ド・カンシーに関する博士論文を刊行した書。カトルメール・ド・カンシー Quatremère de Quincy はエコール・デ・ボザール(École des Beaux-Arts 国立高等美術学校)において有力者であった人ですが、古代エジプト建築に関し、早い時代...
2012年3月30日金曜日
VA (Varia Aegyptiaca) 1985-
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Varia Aegyptiaca (VA) は高さ20cmほどの、灰色の表紙を装丁とした魅力的な小冊子。基本的に年3回発行。たぶんエジプト学に関わる専門の定期刊行物の中で、もっとも書誌が良く分からなくなっているもののうちのひとつかと感じられます。 かなり昔のこととなります...
2012年1月31日火曜日
BACE 22 (2011)
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The Bulletin of the Australian Centre for Egyptology ( BACE ), Vol. 22 (2011)が送られてきました。 背表紙に紙が貼ってあり、誤って2008年と印刷された発行年が2011年に訂正されています。珍しいミス。...
2011年12月31日土曜日
Hartmann 1989
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古都エルカブとネクベト女神に関する博士論文。 ドイツに留学中の安岡君が手配してくれ、マイクロフィッシュの形態にて頒布されていたこの論考にようやくアクセスすることができました。 註は1150を超え、初期王朝から神殿が造営されたエルカブの長い歴史を論述しています。 エルカブ(Elka...
2011年12月29日木曜日
Birch (ed.) 1737 [Works of John Greaves, 2 vols.]
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クフ王のピラミッドに関する測量は、かなり古くからおこなわれていたようです。 でも外形ではなく、ピラミッド内部の計測となると、まったく別の話。 実測の結果に基づいて、オクスフォード大学の天文学者ジョン・グリーヴス( John Greaves : 1602-1652)は17...
2011年10月12日水曜日
Lepsius 1849-1913
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Description 1809-1818 のところで述べたように、 C. R. レプシウス (1810-1884)による通称「デンクメーラー」はナポレオンの「エジプト誌」と並び、エジプト学の中では今でも重用される書で、大判の図版を用いた記念碑的な著作。ヒエログリフの記録など...
2011年9月18日日曜日
Kircher 1650
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17世紀の傑人 アタナシウス・キルヒャー については日本でも荒俣宏が紹介をしており、良く知られた研究者ですが、エジプト学の中ではもはや振り返って詳しく読み直そうとする学徒はほとんどいないのでは。 キルヒャーは古代ローマ時代以降、エジプト研究に関していち早く本を刊行している...
2011年9月8日木曜日
Pliny the Elder (Gaius Plinius Secundus), Naturalis Historia, Liber XXXVI
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プリニウスの「博物誌」は当時の百科事典という位置づけで、全部で37巻からなる記述のうち、第36巻では多様な石に関する知見が述べられ、古代エジプトのオベリスクについても具体的な寸法を交えながら触れられています。 ただし、古代ローマにおける尺度で書かれているために換算が必要。またこの...
2011年5月26日木曜日
BACE 20 (2009)
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今まで BACE の18号、19号を紹介しながら、20号は無視していたことに遅ればせながら気づいたので、この号の目次のみ転載。 Mahran の論文は、目次では109ページから始まっていることになっていますが、実際には107ページからです。 Bulletin of the Aus...
BACE 21 (2010)
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オーストラリアのエジプト学研究所( Australian Centre in Egyptology: ACE )から刊行されている紀要の最新号。確か、2011年の初頭に送られて来たもの。目次は未だ ACE の方で公開していないようなので、長くなりますが記します。 BACE という...
2010年12月5日日曜日
Hawass, Manuelian, and Hussein (eds.) 2010 [Fs. Edward Brovarski]
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E. Brovarski への献呈論文集です。アメリカのボストン美術館から出された展覧会のカタログ、 Edward Brovarski , Susan K. Doll , and Rita E. Freed (eds.), Egypt's Golden Age: The...
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