D. アーノルド、またW. K. シンプソンの献呈論文集などと並ぶ重要な刊行物。
Heike Guksch und Daniel Polz (Hrsg. von),
Stationen:
Beitraege zur Kulturgeschichte Aegyptens.
Rainer Stadelmann gewidmet
(Verlag Philipp von Zabern, Mainz, 1998)
xvii, 497 p., 28 Schwarzweisstafeln, 3 Beilagen (in Tasche)
Inhaltsverzeichnis:
Vorgeschichte, Fruhzeit und Altes Reich
Mittleres Reich und Zweite Zwischenzeit
Neues Reich
Dritte Zwischenzeit, Spaetzeit bis Koptische Zeit
全体で500ページを超える分量であるため、上記のように時代別に4つに大きく分けられています。執筆者は43人を数えます。
Z. ハワースがクフ王ピラミッドの建設に用いられた斜路を報告していたり、M. レーナーがクフ王ピラミッド内における木造架構の可能性を検討したり、D. アーノルドがアルマントの誕生殿をCGを用いて復原したり、P. グロスマンがエジプトの初期キリスト教建築でうかがわれる古代エジプトの建築要素を論じたりと、建築関連分野における大物たちによる研究論文が続々と発表されていて壮観。
シュタデルマンの書いたピラミッドの本は、I. E. S. エドワーズが著したものの改訂版という位置づけで、現在、改訂が施された第2版が参照されているはず。題名もエドワーズの本のドイツ語訳と同じです。初版における図面にはいくつか乱れが見られ、かなり出版を急いだようでしたが、訂正されました。
Rainer Stadelmann,
Die aegyptischen Pyramiden:
vom Ziegelbau zum Weltwunder.
Kulturgeschichite der antiken Welt, Band 30
(Verlag Philipp von Zabern, Mainz, 1991.
2. ueberarbeitete und erweitete Auflage.)
iv, 313 p.
この初版は1985年で296ページ。20ページ弱、加えられたことになりますが、改訂後18年が過ぎようとしており、さらに改訂された版の刊行が期待されます。
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