キレンがこうした考察を書くのはおそらく初めてで、注目されます。
Geoffrey Killen,
"Woodworking in Ancient Egypt: The Skills of Ancient Artisans.
Part 3, Measurement, Scale & Proportionality of Ancient Egyptian Furniture,"
Ancient Egypt, Vol. 3, Issue 4
(January / February 2003),
pp. 32-35
これは以下に示す論文の続編で、本稿は3番目に当たります。
すでにキレンの本を何冊か目にしている人は、以下の論考を読む必要はありません。
既出著作の抜粋と考えて構わないかと思います。
Ditto,
"Woodworking in Ancient Egypt: The Skills of Ancient Artisans.
Part 1, Tools and Processes,"
Ancient Egypt, Vol. 3, Issue 2
(September / October 2003),
pp. 24-29
Ditto,
"Woodworking in Ancient Egypt: The Skills of Ancient Artisans.
Part 2, Materials and Decorative Techniques,"
Ancient Egypt, Vol. 3, Issue 3
(November / December 2002),
pp. 24-28
黄金比というものがあって、1に対する1.618という比率を指しますけれども、これが古代エジプトの家具にも適用されたのではないかという意見を書いています。
僕はこの見方に与しませんが、彼がこれを記しているという点は重要。古代エジプト研究における寸法計画を探る際には、広範に論破しなければいけないことが、ここでも明らかにされるからです。
雑誌Ancient Egyptは、古代エジプト文明に興味を抱く一般読者向けに刊行されているイギリスの隔月刊誌で、コンサルタント・エディターとしてロザリー・ディヴィッド(Rosalie David)を迎え入れています。
若い雑誌ながら、アメリカの同系統の雑誌KMTと双璧をなすメディア。
ヨーロッパでは古代エジプトを専門とする一般向けの雑誌というものが他にもいくつかあり、欧米における読者層のものすごい厚さを象徴しています。
キレンはHPを持っているので、この人の著作は容易に調べられます。
http://www.geocities.com/gpkillen/
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